1952-04-23 第13回国会 参議院 本会議 第32号
(「済んだ、そんなものは」と呼ぶ者あり)又、行政協定の報告を受けた際にも、これによつて日本は永くアメリカに隷属することになり、一方ソ連側を刺激して、対抗的に北鮮、満州、樺太等に軍事基地を設け、厖大な兵力を集中することになる結果、日本海を挾んで米ソの対立が一層尖鋭化して、極東の一角に一触即発の危險地帶を生じるであろうし、又、中国やフイリピン、インドネシア、ビルマ等のアジア各国からは、日本がアメリカの手先
(「済んだ、そんなものは」と呼ぶ者あり)又、行政協定の報告を受けた際にも、これによつて日本は永くアメリカに隷属することになり、一方ソ連側を刺激して、対抗的に北鮮、満州、樺太等に軍事基地を設け、厖大な兵力を集中することになる結果、日本海を挾んで米ソの対立が一層尖鋭化して、極東の一角に一触即発の危險地帶を生じるであろうし、又、中国やフイリピン、インドネシア、ビルマ等のアジア各国からは、日本がアメリカの手先
いつ同機の事態の発生を見ぬとも限らぬ危險地帶は、アジアにも、中東にも、近東にも、ヨーロツパにも、至るところに存在しておるのだということを知らなければならないのであります。 朝鮮における合理的な平和が成立することは、日本国民の所念するところでありますけれども、共産軍の要求等から見まして決して楽観は許しません。
この際高潮の危險地帶から工場を他に移転することも考えらますが、又海岸地帶に防潮壁を築くことも考えるべきであろうと思うのであります。もとよりその費用は企業のみのよくなし得るところではないのでありまして、日本全体としての災害対策の重要なる一環として復旧対策に遺漏なきことをお願いしたいと存ずるのであります。
我々は視察のときに後に船溜りを下げたら安全だということを言つたのですが、前へ出よう前へ出ようと危險地帶へ出す。その他の河川等にも川の淵ぎりぎりに家を建てる。これらに対して後ずさりをして余り自然に抗しない、埋立等に対してもそういう指導が必要だと思うのであります。今の災害防止或いは復旧とかいうことについて、何かこれまで安本又は建設の河川関係等においても、それらを制限するという問題がありますか。
具体的の事実としてそういうふうに思われるのですが、鉄道の構内というものは一般の民衆にとつては危險地帶でもあるし、鉄道の業務は技術的に規則的に行わなければならぬので、容易に立ち入ることは遠慮しなければならぬということが國民一般の常識になつておる。
財政上一應これで收めたのでありますが、しかし、昨年の水害等の経驗を活かしまして、危險地帶における保安林の指定、あるいは世界的にその需要の増すであろうと想像せられる竹林の指定等を行いまして、この砂防工事の不足を補つてまいりたいと考えておるのであります。